1日1回以上は、必ず聞かれます。「これって、洗えますか?」
……洗うんだ。すごいね。って、実はずっとずっと思ってきました。
23年も売り場にいると、お客さまに”逆質問”することに抵抗がなくなるんです。たぶん、私だけじゃないはず。
つい、聞き返してしまう
もちろん、客層は見ます。話しやすそうだな、という方には、ざっくばらんに聞いてみるんです。
「いつも、洗ってらっしゃるんですか?」
すると——「いや、時々しか洗わないんですけど…」が、大半。
……ほらね。
でも、聞かれたら「品質表示タグ」で確認します
とはいえ、プロとして「洗えますか?」に答えるときは、品質表示タグで確認するのを徹底しています。だってそれが一番の近道だし、同じように見えて商品によって違うから。
カバー類は「洗うもの」なので、あまり聞かれません。問題は、マットレス本体や枕本体。実は、中身は洗えないことの方が多いんです。
・そば枕 … どう考えても洗えません。どんなに文明が発達しても、ね
・低反発などのウレタン … これも❌
・パイプ … これはOK
・テグスのような特殊な作りのマット … 基本OK
そもそも、寝具を毎日洗濯機に入れる人って…?
毎日身につける洋服や下着は洗えるのに、寝るときに使うものも毎日使うのに——。きっと、そういう気持ちなんだと思うんです。
でも、じゃあ毎日洗濯機に放り込むか?と聞かれたら…枕カバーくらいじゃないかな。小さくて、さっと洗えるから。あとはシーツとか。
だとしたら、洗うものは洗濯に耐える丈夫な生地の方がいいに決まってる。頻繁に買い替えるものでもないし、ましてや”外で誰かに見られる”ものでもない。だから、そこまで神経質に気を遣わなくて大丈夫なんです。
カーペットも、実は同じ
カーペットも扱ってきたから分かるんですが、「(洗わないけど)洗えますか?」が透けて見えることが多い(笑)。
本気で探しに来た方は「洗えて、滑りにくいもの」という前提だから、洗えるものに絞っておすすめできる。でも大概は、ふらっと立ち寄って「(買う気はないけど)聞いてみるか」な感じ。「洗える」と書いてあるだけで、安心するらしいんです。
もしかして、挨拶なのかもしれない
ちなみに私は、個人的には「洗わない派」。(カバーくらいは洗いますけど)
……ということは。「洗えますか?」は、もしかして「こんにちは」みたいな、挨拶がわりのセリフなのかもしれない。——最近、特にそう感じています。
結局、落とし所は「その人に合った、快適な暮らし方」。あれ、真面目な話に戻っちゃった。でも寝具もカーペットも、たぶんこれが正解なんだと思います。

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