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そばがら枕との出会いは、結婚してから
私がそばがら枕の良さに気づいたのは、実は結婚してからのことでした。
義実家に泊まらせてもらったとき、何気なく使った枕——それがそばがら枕だったんです。数え切れないほど枕を試してきた私が、「あれ、これ…いちばん頭に馴染む」と。こんなに身近に”正解”があったのか、と灯台下暗しな気分でした。
良いところ①:高さを、自分に合わせられる
そばがら枕の一番の魅力は、高さを自由に調整できることです。
販売の仕事でたくさんの枕を扱ってきて、しみじみ思うのは——高さや柔らかさ、素材が違うだけで、寝心地はまるっきり別物になる、ということ。なかでも「高さ」は、枕選びの命です。
そばがらは、パイプと同じで、中身が袋の中で動きます。流動性があるから、中身を出したり寄せたりして、自分にぴったりの高さに調整できるんです。
これが低反発のように形が決まった枕だと、そうはいきません。高さが合わなければ調整のしようがなく、私の中では「一発で退場」。どんなに評判が良くても、高さが合わなければ使えないんです。
その点、そばがらは自分で合わせられる。たとえ1,000円でも、”自分に合う高さ”を作れる——ここが、私がそばがら枕を推す最大の理由です。
良いところ②:天然素材ならではの安心感
そばがらは、い草や竹のように、昔から日本の暮らしの中にある天然素材です。化学的な素材とは違う、”自然のものを使っている”という安心感が、私は好きです。畳の部屋でほっとする、あの感覚に近いかもしれません。
正直に言います:唯一の「気になる点」は、虫のこと
そばがら枕と聞くと、「虫がわくのでは?」と心配される方は多いです。だから、この点こそ正直にお話しします。
まず、市販のそばがら枕は、たいてい防虫や乾燥の処理をしたうえで販売されています。だから、虫が出ることは実際にはめったにありません。どのくらいかというと——私は販売の仕事を23年していますが、虫の問題に当たったのはたった1度だけ。1,000個に1個も出ない感覚です(その1件で、その商品が販売中止になったことはありました)。
心配な気持ちはわかります。でも、実際のリスクは”ほぼゼロ”に近い。私自身、まったく気にせず使っています。
気になる点②:硬い。柔らかい枕が好きな人には、正直きつい
そばがらは、はっきり言って硬めです。柔らかい枕が好きな人にとっては、「ありえない硬さ」と感じるかもしれません。低反発のように、頭を包んでホールドしてくれる——あのフィット感は、そばがらにはありません。ふんわり沈む感触を求める人には、正直、向きません。ここは、いちばん正直にお伝えしておきたい点です。
気になる点③:独特の「音」がする
そばがらは、頭を動かすと「ガサガサ」「ジャリ」という音がします。平気な人はまったく気になりませんが、静かに眠りたい人・音に敏感な人には、気になるかもしれません。(パイプ枕のジャリジャリ感が苦手な人は、そばがらも合わない可能性が高いです。)
こんな人には、そばがら枕がおすすめ
硬めの枕が好きな人/しっかり支えてほしい人
自分で高さを調整したい人
汗をかきやすい・頭が蒸れるのが苦手な人(通気性◎)
天然素材が好きな人
安く、自分に合う枕を見つけたい人
こんな人は、やめておいた方がいい
柔らかい枕が好きな人
低反発のような”包み込むフィット感”が好きな人
寝るときの音が気になる人
柔らかいのが好きな人に、無理にそばがらは勧めません。その場合は、低反発など”自分に合うもの”を選んでくださいね。
まとめ:値段じゃない。「自分に合うか」がすべて
23年、たくさんの枕を見てきた私が行き着いたのが、1,000円のそばがら枕でした。高さを自分で合わせられて、通気性がよく、天然素材の安心感がある。硬さや音など、合わない人には正直に「向かない」とお伝えしましたが、それでも私は、これが自分に合っていると胸を張って言えます。
大事なのは、値段でも、評判でもありません。あなたの頭に、あなたの寝方に、合っているかどうか。それがすべてです。
枕全体の選び方は、こちらで詳しくお話ししています ↓

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