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マットレスの裏、最近見ましたか?
ふだん、マットレスや敷き布団の”裏側”って、なかなか見ませんよね。でも——ためしに一度、めくってみてください。黒い点々…カビが、生えていませんか?
実はこれ、売り場でも本当によく相談されるお悩み。しかも、「高いマットレスを買ったのに」カビてしまうことも珍しくありません。
家具・インテリアの売り場に23年立ってきた私が、今日は”マットレスの湿気・カビ対策”を正直にお話しします。ポイントを押さえれば、お金をかけなくても、湿気はちゃんと逃がせますよ。
なぜ、マットレスはカビるのか
まず知ってほしいのが、マットレスや敷き布団が「悪い」わけじゃない、ということ。カビの原因は、環境と対策なんです。
人は、寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われます。その水分が、床と直接触れているマットレスや敷き布団に、逃げ場なくたまる。湿っぽい状態が続けば——カビが生えるのも当然なんですね。
とくにフローリングへの直置きは要注意。実は、畳の部屋に布団を直置きしても、そこまでカビないんです。これは、畳に”湿度を調節する機能”があるから。畳は本当によくできてるなあ、と感心します。フローリングは湿気の逃げ場がないぶん、対策がより大事になります。
ちなみに——スプリングのマットレスでさえ、床に直置きすれば、生地が触れる部分は通気せず、湿気がこもります。「高いマットだから大丈夫」ではないんです。
湿気を逃す、5つの対策
大事なのは、湿気の”逃げ場”を作ってあげること。住んでいる人が、ちょっと気にかけるだけで、ぐっと変わります。
・直置きを、なるべく避ける(特にフローリング)
・すのこ or ベッドフレームで、下に数cmの隙間を作る:空気が通るだけで、カビはそこまでひどくならない
・ときどき、はぐって湿気を飛ばす:フローリングなら、こまめに
・換気する:風が通れば、日中に水分が蒸発してリセット。毎日でなくても、週1回でも十分
・扇風機で送風する:とくにウレタンのマットは、これが効きます
通気性で選ぶなら「ファイバー系」という手も
そもそも通気性の高い素材を選ぶ、という対策もあります。
最近は、透明なテグス(繊維)を、ぐちゃぐちゃに押し固めたような”特殊構造”のマットレスがいくつか出ています。名前だけだと分かりづらいですが——テレビCMでおなじみの「エアウィーヴ」が、その代表。硬めの寝心地ですが、中身がウレタンではないのがポイントで、通気性が抜群なんです。
正直にお伝えすると、100%カビないわけではありません(住環境にもよります)。
でも——この手の類似品を買われたお客様から、「カビが生えなくなりました」という声をいただいたことがあるんです。生の声だからこそ、力を込めてお伝えしたくなります。
こんな人は、特に要注意
・フローリングに、マットや布団を直置きしている人
・寝室の換気を、あまりしない人
・汗をかきやすい人/湿気の多い地域・季節
・「気づいたら裏がカビてた」経験がある人
当てはまったら、まずは「すのこで隙間」+「週1の換気」から。それだけで、かなり違います。
手軽な対策グッズ
除湿シート:マットの下に敷くだけ。手軽で効果的(干して乾燥するだけで繰り返し使える)
すのこ:下に空気を通す、定番の対策(床から数センチ話すだけでもかなり効果ある)
通気性のいいファイバー系マットレス:買い替えるなら、そもそも湿気に強いものを
まとめ:マットレスは”環境と対策”がすべて
くり返しになりますが——カビは、マットレスが悪いのではなく、環境と対策の問題です。人は寝ている間にたっぷり汗をかく。その湿気に”逃げ場”を作ってあげれば、カビはぐっと防げます。
すのこで隙間、こまめな換気、ときどき干す。この基本だけで、大切な一枚は長持ちします。お金をかけずにできることばかりなので、今日からぜひ。
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